ホームレスのおっさんに仲間だと思われた話
投稿者:イハゴル 2016/03/19

どうもイハゴルです。
あれは僕が浪人時代の話です。
これといってオチはないですがおっさんシリーズが連投されているので流れに乗りました。
浪人決定
浪人時代、僕は孤独な日々を送っていました。
というのも、一応田舎の進学校だったこともあり皆現役合格でどこかしらの大学は受かってたんです。
どこから湧いてきたかわからない自信により「どうせ行かないなら滑り止めなんて受けねぇ」と強気だった僕ですが、全て落ちるという奇跡を起こしました。
そんなこんなで浪人生活が始まったわけです。
まず僕は現役時代通ってた予備校のせいにしました。
「すごいとこに受かってた奴が通ってた予備校に行けば間違いない」という単純な思考から当時マイナーだった予備校に通うことにしました。
ところがマイナー故、浪人した同じ高校の奴は数えるほど。しかも話したことない奴。
その方が勉強集中できるし、はいこの選択せいかーい。
そう思い込んで浪人生活が始まりました。
でもやっぱり寂しい( •̀ㅁ•́;)
昼飯の時間になると、他の高校のやつらは予備校の空き教室とかでつるんで飯を食う。そこで一人で飯を食うのが恥ずかしいというか虚しい。
妙案
そうだ!公園で食べればいいんだ。
そう思いたち晴れた日は公園でご飯を食べるようになりました。
そんなある日、ホームレスのおっさんに話しかけられました。
「にいちゃんいつもいるけど、にいちゃんも仕事ないんか?毎日つらいやな。今の日本は云々…」
あ、いや、違う。
「いや、浪人生です」
「なんだ、エリートさんか。エリートさんも大変なんだな。頑張れよう」
えーっと、まずエリートではないから浪人してます。
次に仲間に見えるほどの格好はしていなかったはずです。
そのまま「仲間」を貫いたら、おそらく食べ物のありかや、縄張りなどのルールを教えてもらえたのかもしれません。
今だから笑い話ですが、当時はものすごい凹みました。それ以来小綺麗な格好を心がけ、公園でご飯を食べるのはやめ、勉強を頑張ったことは言うまでもありません。
教訓
世の浪人生諸君、くれぐれも浪人生だからと気を抜いた格好をしないように。
オチなし。