【アイデア】動画のオーバーレイ広告を縦長にして欲しい
投稿者:しんさん

私は音楽好きなのでYouTubeをよく見るのですが、動画の上に表示されるオーバーレイ広告について思ったことがあります。
画面下の方に重なって表示される横長の広告、あれってなんとなく嫌じゃありません?
「横長の広告を動画下部に」がイヤな理由
僕はYouTubeに動画を上げて広告をのせるということを現状やっておらず実測と統計に基づいたことは言えないため、1ユーザーとしての立場で書きます。
テロップと重なって欲しくない
ユーザーの視点に立つと、動画の下の方の領域って文字でテロップが出ることを想定している領域なんですよね。
実際にテロップで補足情報だったりがこの位置に出る事が多いと感じていて、オーバーレイ広告とテロップが重なってしまっているような場合もあります。
そうなってくると「広告が嫌」という以前に、テロップを始めとして「重要な情報と重なったら嫌だから閉じる」という人が出てきます。
私自身この理由で広告を閉じてしまうことが多いです。
横長の画面で縦方向に領域奪われるとストレス
基本的にパソコンのディスプレーは横長です。
16:9のアスペクト比のワイドディスプレーが今は主流ですよね。
私個人としては縦長の方がWebで記事を読むには都合が良いと思っているので2つのPCディスプレーのうち片方を90度回転して縦長で使っていますが、大多数のユーザーは横長ディスプレーを使っています。
タブレットやスマートホンでも動画を見る時は横向きで使う人が多いでしょう。
横長の画面で動画を見ていると、横長の広告が出る=貴重な縦の領域の何%かを広告に奪われていると感じてしまうんです。
そのため広告の内容如何を問わず反射的に閉じてしまいます。広告を出している側としてはこれは本意ではないはずです。
代替アイデア
「縦長の広告を左端や右端に置いてみては?」というアイデアを持っています。
幸い日本語は縦書き可能な言語です。
むしろ長い日本の歴史から見れば日本語を横書きする文化自体が近代になって始まったもので、段々と一般化して行ったのは昭和に入ってからの話です。
日本に限って言えば 縦長の広告をデザインすること自体はハードルが高くないはずですし、縦長の広告があっても大きな違和感は抱かないでしょう。
新聞などの紙のメディアでは縦長の広告は実際に存在します。
仮に違和感があっても割とすぐに慣れるのではないだろうかというのが私の感覚です。
デメリット
メリットばかりでは無く、デメリットも考えてみます。
英数字が読みにくい。
数字の持つ効果は絶大です。
「残り僅か!」
と
「限定100個!」
だと、後者の方が具体性があって捉えやすいですよね。
限定100個
横書きだとやはり読みやすいですね。
限
定
1
0
0
個
縦になった瞬間読みにくくなりました。
数字のボリューム感というか「桁感」みたいなものは、割と視覚的に捉えているということなのかも知れません。
桁数が大きくなるほど、顕著に読みにくくなります。
限
定
一
〇
〇
個
けっこうマシにはなりましたが、根本的には解決されてないですね。5桁6桁くらいから多分読みにくくなって来ます。
限
定
百
個
うーん、漢字でもやっぱりまだ読みにくいです。キリの悪い数字だと特に読みにくくなります。
色々試してみましたが、やっぱり縦書きは数字が読みにくい事は間違いないでしょう。
縦書き出来ない言語がほとんど
英語を始めとして、縦書きが馴染まない言語圏はたくさんあります。
英語やフランス語などラテン文字で書かれる言語は基本的に横書きなので、感覚的には縦書き出来る言語の方が一握りでしょう。
グローバライゼーションや標準化を考えると旨みが少ないと言えます。
まとめ
文化というのは少なからず民衆が選択して形成されていくものです。
選択の中で淘汰されてしまうかも知れませんが、まずは縦書きの広告が選択肢としてもっと出てくれば面白いですね。