やまぶきRで拡張親指シフトを活用しよう
投稿者:しんさん 2017/03/08

やまぶきRで拡張親指シフトを活用しよう
以前に以下の記事でも紹介しましたが、私は親指シフトを使って日本語入力をしています。
親指シフトで入力するにあたってはやまぶきRというソフトウエアを使って行っています。
このソフトを使っていて、「便利だな」と思うのが「拡張親指シフト」の機能。
便利な割に今ひとつ活用されていない気がするので、今回の記事ではこの「拡張親指シフト」の機能について紹介したいと思います。
拡張親指シフト機能とは
やまぶきRでは「親指シフトキーをどのキーに割り当てるか」というのを設定します。
この親指シフトキーと各キーが押された時にどんな文字を入力するのかというマッピングをyabファイルに設定することで、親指シフト入力を実現しています。
同じような形で「拡張親指シフトキー」を通常の親指シフトキーとは別に設定できます。
やまぶきR設定画面の「拡張親指シフト」のタブから設定できます。
私は「拡張親指シフト1」に「無変換」キーを割当てています。
拡張親指シフトを使って何ができるの?
yabファイルに拡張親指シフト1の設定を記入してあげることで、「拡張親指シフト1キーと各キーが同時打鍵された時にどのような挙動をするか」を設定できます。
私は「拡張親指シフト1」に「無変換」キーを割当てていますので、これを使用して、
よく使うキー操作を拡張親指シフトキーとの組み合わせにバインドしています。
- 「無変換」とFを同時に押したら半角・全角切り替え
- 「無変換」とHを同時に押したら左キー
- 「無変換」とJを同時に押したら下キー
- 「無変換」とKを同時に押したら上キー
- 「無変換」とLを同時に押したら右キー
- 「無変換」と;を同時に押したらHomeキー
- 「無変換」と:を同時に押したらEndキー
コレにより、「ホームポジションから指を動かすことなくカーソル操作や半角・全角切り替え」を実現しています。
具体的にはyabファイルに下記を追加しています。
[拡張親指シフト1]
1,2,3,4,5,6,7,'【','】',無,無,無,無
無,逃,V1D,V1C,終,設1,設2,家,無,前,無,無
家,VF2,VF0,VF3,消,左,下,上,右,家,後,終
無,前,次,前,前,下,入,終,次,無,無
; VF0(英数)、V1D(無変換),V1C(変換),VF2(ひらがな),VF3(全角/半角)
半角・全角キーの位置やカーソルキーの位置は使うキーボードによって微妙に位置が異なります。
私は静電容量無接点方式のキーボードが好きなので
- RealForce 91UBK
- Happy Hacking Keyboard Professional JP
を自宅と職場で使い分けているのですが、半角・全角キーやカーソルキーの位置が違い、打ち間違えることがたくさんありました。
ホームポジション付近にこれらの機能を集中させることで、この辺りの微妙な違いにイライラすることがなくなりますし、よく使うキーをホームポジション付近で実現できることでテキストの入力や編集がとても速くなります。
あたかも自分のアイデアかとように書きましたが、もともとは以下の「NICOLA拗音拡張配列」の設定からヒントを得ています。
「NICOLA拗音拡張配列」は「拗音や撥音もワンアクションで入力できるようにNICOLAを拡張しようぜ」という試みなのですが、これにチャレンジはしてみたのですが恥ずかしながらマスターしきれませんでした。
「拡張親指シフト2」を活用することで、もっとたくさんの機能をホームポジション付近に集中させることができると思いますが、とりあえずはカーソルキーやHome/End、半角・全角くらいで私は満足しています。
「他にもこんな便利な使い方があるよ」というのがあればぜひ知りたいですね。